当日の気楽さと安心感を前準備で買え

瀬戸内国際芸術祭2019に行って参りました。初の瀬戸芸。春会期です。前売りパスポートを買っておいたので、今年は何度でも瀬戸芸へ足を運べます。やったね。
今回は1泊2日で直島と小豆島を訪れました。
本記事では同じようなルートで瀬戸芸旅行を考えている人向けに、旅程を公開しようと思っています。途中で飽きないといいな。ちなみに前述のは建前で、これは個人的な旅の記録です。

 

1日目の旅程はざっとこんな感じです。それでは、1日目詳細へ。

 

1.深夜にフェリーで神戸港を出発

shoudoshima-ferry.co.jp

神戸三宮に23時ごろに集合し、映画館前から港に向けて出るバスの最終便に乗って神戸フェリーターミナルへ。フェリーは時期にもよるけどほとんど予約不可なので、チケットを買ったら速やかに列の後ろへ。深夜便は1時発だけど、もう0時過ぎから並び始めます。立ちっぱなしがしんどいですが、ここで頑張れば、フェリーに乗ってから和室という名の広間を利用できので、頑張りましょう。突発で集まった私たちは、ここで並びながら今回の旅程のおさらいをします。さて、さっそく移動手段の不備が見つかったようです。

2.小豆島経由で直島へ到着するはずが……

naoshima-line.com

上記リンクを参照されたし。とてもわかりにくく書かれている・というか書かれてなくない……?という感じなんですが、小豆島ー直島間の高速船に乗るには予約が推奨されていたらしい。もしも予約なしで満席だった場合、その便には乗れない、と。しかも神戸港の窓口では高速船の予約はできないらしい。なーにが直島ラインだ!小豆島までしか行けないじゃん!
考えうる最悪の事態を考えます。早朝に小豆島の港に取り残されるなんてことがあったら、困る。不備に気づくほんの数分前に、直島の美術館のオンライン予約、入れちゃいました。仕方ない、小豆島手前の高松港で降りるか……。

3.無事高松経由で直島に到着

www.shikokukisen.com

高松東港で5:15にフェリーを降り、JR高松駅前行きの連絡バスに乗り込みます。それからコンビニで早めの朝食。眠い。しかし一番早い直島行きの船が7:20なので、ひたすら港で時間を潰します。チケット売り場も6時半ごろまで開きませんでした。ここでふと「そういえば瀬戸芸前売りパスのWEBチケットを発券しなきゃ」と思い出し、7時に開く高松港総合案内所で発券しました。時刻通りに船がやってきて、乗り込みます。数分だけ、おやすみ。

4.レンタサイクルで島内を回る

tvc-service.com

8:30オープン。こちらのレンタサイクルは事前予約ができるようなので、絶対にしておいたほうがいいです。港の真ん前にあるため、秒速でなくなっていました。ちなみに島内は坂道が多いので、運動不足の人は原付か電動自転車を借りることをおすすめします。我々運動不足チームは電動を借りられず、後述する地中美術館への上り坂でしにました。
宮浦港から自転車で島を横断し、本村港近くの駐輪場に自転車を停めて、あたりを散策。この辺の家やカフェはどれも壁がおしゃれで、バシバシ写真を撮りました。かわい~っ。

昼食どころの11時開店を待ちながらうろうろ散策し、目星をつけていたカフェへ戻ると、どうやらすでに一巡目が満席に。特にこだわりはなかったので、別のうどん屋さんでかけうどんを食べました。一応うどん県だし。ちなみに入ったその店はおばあさんが独りで回している様子でしたが、全然回っていない!笑 居合わせた全員が、「手伝いましょうか……?」って思っていたことでしょう。でもさして気にしていないようだったので、余計なお世話でしたね。待つこと10分少々、出てきたうどんは、さすが香川と言うべきか、コシがあって美味しかったです。

5.予約していた地中美術館

benesse-artsite.jp

坂が険しく本村港方面からは直行できないようだったので、一度宮浦港へ戻り、地中美術館を目指しました。でも、こっちも、坂、キツい!
時間予約制のため、外で待つことになるのかな~と思いきや、着いてみるとチケットセンターという名の待合がありました。ありがたい。無料のコインロッカーが用意されているので、こちらで財布やスマホ以外の大きな荷物を置いていくといいかもしれません。
美術館はとにかく圧巻でした。「地中美術館」という安藤忠雄の大きな建築作品は、モネの睡蓮のために用意されたものであるらしい。睡蓮の展示室にはただただ圧倒されるばかりでした。館内を歩くだけで、ベネッセ財団の財力を実感します。金があるって凄いことだよ。

6.夕方の高速便で直島から小豆島へ

15:55本村港発の高速船に乗り、小豆島の坂手港へ向かいます。天井にコンセントがついてて文字通り仰天。早朝から走り回ったので移動中はぐっすりでした。

7.小豆島着、レンタカーを借りて宿へ

www.j-netrentacar.co.jp

今回はJネットレンタカーを利用しました。ターミナル前に店舗があるため、送迎や配車を考えずに済むのがよかったです。24時間ガソリン代込みで、料金は1万円ほどでした。いったん宿に荷物を置いてから夕飯を食べに出ました。が、これが悪手だった。

8.ご飯屋さんが開いてない!

時刻は7時を回ったところ。目星をつけて行ったピザ屋が閉まってる~~!残念……。
代わりに、通りがかった井上誠耕園のレストランへ。こちらもディナー営業は土曜日のみだったみたいです。リーズナブルなほうのコース料理をいただきました。旬の野菜と、様々なオリーブオイルをふんだんに使用したコースでした。付け合わせのパンも美味しかった!

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9.一日目・おわりに

これから初めて直島と小豆島を訪れる誰かの役に立てたらいいなと思って書いたので、お役に立てると嬉しいです。ちなみに瀬戸内国際芸術祭のパスポートについてですが、訪れる島や滞在期間、来訪回数によっては買わなくてもいいかもしれません。1日2日で4,000円ペイできるかというと、まあ大体がそんなことはないんじゃないかな。開催地には瀬戸芸以外の作品や美術館もあるので。ただ、パスポートを持っていると鑑賞費の有無によって鑑賞するか否か判断する必要がなくなるため、思いがけず素敵な作品に出会える確率が上がると思います。この点において、わたしは購入を勧めます。あと、パスポートがあるとスタンプラリー(景品なし)が楽しめてよい。!

2日目の滞在記も書けたらいいな。夏までに。